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わかりやすい日本史講座【旧石器~弥生】~通学、確認時にも使える~

旧石器

今回から受験生のための日本史講座をしていこうと思います。

自分が分かりにくかったところなどは、とくに詳しく解説していこうと思います。

レベルの高いものではなく、日本史の流れを解説していこうと思います。今回は歴史の始まりである旧石器時代から弥生時代までいきます。

登校中などの隙間時間に確認用として使ったり、重要単語だけすぐ確認したいときに使ってください。

それでは早速いきましょう。

難易度

この記事の内容

  • 旧石器時代
  • 縄文時代
  • 弥生時代
  • 上記の時代での注意するところ
目次

日本史の始まり

原始時代の最初を旧石器時代といいます。次が縄文時代です。

そして弥生時代と続いていきます。縄文時代が始まるのはおよそ1万年前(1万3千年前)です。そして弥生時代は紀元前4世紀から3世紀ごろまでです。

ひとつ注意してほしいのは紀元前と紀元です。一応説明しておきます。

紀元

手書きで見にくいかもしれませんが頑張ってみてください。これが問題にでることはないですが、常識として覚えておきましょう。

旧石器時代

用語だけしっかり覚えておけばいいと思います。覚えるべき用語だいたいピックアップしたので、これさえ覚えれば最初はいけます。(黒字)

この頃を地質年代でいうと更新世という。更新世は氷河時代とも呼ばれ、寒い氷期と温暖な間氷期が交互にきていました。

大事な用語

  • ナウマン象…南方からきた大型動物
  • ステゴドン象…北方からきた大型動物
  • 野尻湖底遺跡長野県にあるナウマン象の骨が発掘された遺跡
  • 浜北人骨…静岡県で発見された化石人骨
  • 港川人骨…沖縄県で発見された化石人骨
  • 岩宿遺跡...群馬県にあり、ここから打製石器が発見されたことで旧石器時代の存在が証明された。1946年に相沢忠洋が発見。
  • 尖頭器...刺突用の石器
  • 細石器...この小型石器が使われた時代を中石器時代ともいう

縄文時代

1万年前には温暖になり動物も小型のものが多くなってきました。

動物が変わると、捕まえる方法が変わります。すると使う道具も変わってきます。弓矢が発明され、釣針や銛などの骨角器も使われて新しい文化を築いていきました。

食料を様々な方法で得られるようになり、生活は安定し、人々は定住するようになりました。

その結果、竪穴住居を作り住み始めました。20~30人ほどの集団で生活し近隣の集団と物々交換もしていました。例えば黒曜石サヌカイトひすいなどがあります。

縄文時代で大事なことは、身分や貧富の差はなかったということです。

これが弥生時代になると米の登場により米を蓄えている人とそうでない人で差が生まれてきて争いが起きるのです。

この時代にはあらゆる自然物や自然現象には霊威(神)が存在すると考えていました。これをアニミズムといいます。

当時の人は自分たちで考えても分からないことがおきると、今みたいに調べることができないので霊威を見いだしました。食料が取れないと神が怒っていると考えていた。呪術的なものを示す遺物として女性をかたどった土偶や男性の生殖器を表現した石棒などがあります。

大事な用語

  • 縄文土器…縄を転がしてつけた文様がついている土器。変化していったので、草創期早期前期中期後期晩期の6つに区分されます。低温、厚手、黒褐色
  • 貝塚…当時のゴミ捨て場
  • 大森貝塚…アメリカ人のモースが1877年に発見した
  • 三内丸山遺跡青森県にある6本の巨大な掘立柱跡で知られている
  • 抜歯…成人になる通過儀礼
  • 屈葬…縄文時代の埋葬方法
  • 石皿 すり石…木の実をすりつぶすためのもの
竪穴住居

弥生時代

紀元前4世紀ごろには水稲耕作を基礎とする弥生文化が成立した。

米を作るには水をたくさん使います。しかし、当時水のないところに水をもっていくのは大変です。そこで、弥生時代の前期はもともと水分を含んでいるところで米を育てました。これが湿田です。

しかし、湿田は日当たりや水はけが悪いので十分に育ちませんでした。そこで、中期、後期になると水を引いて米を作るようになりました。これが乾田です。

このころから鉄が使われ始めました。ではどこに貴重な鉄を使ったのか?それは農具です。この頃は農業is most important なので農具に使われました。前期は石包丁穂首刈りを後期からは鉄の鎌で根刈りをして稲を収穫しました。

弥生時代になると墓がつくられるようになります。方形周溝墓墳丘墓など様々な種類の墓が現れ、銅矛銅鐸といった副葬品がみられる墓もありました。埋葬方法も従来の屈葬から伸展葬になりました。

集落を構成するようになって、深い壕や土塁をめぐらした環濠集落や山の上に集落を作る高地性集落もありました。環濠集落の代表例が佐賀県にある吉野ヶ里遺跡です。

大事な用語

  • 弥生土器…高温で薄手、赤褐色の土器。貯蔵用の、煮炊き用の、盛り付け用の高坏、蒸し器のがあります。
  • 高床倉庫…収穫した稲を蓄えるためのところ
  • 木臼 竪杵…脱穀するための道具
  • 続縄文文化...弥生時代に北海道で形成された文化
  • 貝塚文化…弥生時代に南西諸島で形成された文化 

注意するポイント

縄文も弥生もわかりにくいというところがないのでただの説明になってしまうのは仕方がないです。

ここで3つほど注意してほしいポイントを言います。

1つ目は漢字間違いです。これ意外とやってしまいます。例えば竪穴住居の竪という字。下は土じゃありません。他には骨角器の角。格にするひとが多いので注意してください。

2つ目は遺跡の場所です。この時代の難所は遺跡だと思います。しっかりと遺跡の名前と場所を一致させておかないと問題に答えられないことがあるのでセットで覚えてください。

最後は今回の3つの時代を混ぜて覚えないことです。骨角器がでてきたのは新石器時代からなのに旧石器時代だと覚えていたり、以外と混ざりやすいので注意してください。

最後に

この時代は暗記しかありません。細かい用語は紹介していないのでだいたいの流れをつかんだら覚えていってください。

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