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【関大受験対策】関大の得点調整を現役関大生が徹底解説~実際に使っていた赤本の採点方法まで~

得点調整

今回は関西大学の得点調整についてお話していこうと思います。

関西大学だけでなく、ほとんどの大学で行われている得点調整ですが、関西大学の得点調整は変わっています。これを知らないと、適切に赤本を使いこなせませんし、合格することは無理だと思います。

他の受験生よりも関大の知識を付ければ、その時点で優位になっています。自分が受ける大学のことは、知れる範囲で知っておいた方が良いです。

さらに今回は、赤本の採点方法まで紹介していきます。

関大のHPを参考にしています。必要な場合は確認してください。

難易度 

関大受験生重要度 

この記事の内容

  • 得点調整とは
  • 関大過去問の採点方法
  • 得点調整による影響 など
目次

得点調整とは?

まず得点調整とは、

選択科目間の難易度の違いによる不公平をなくすために行なわれる仕組み

マナビズムより引用

です。

日本史と世界史の平均点が異なると、低い方が不利になってしまいます。

そういった有利不利をなくすためにあるのが、得点調整です。

得点調整の方法

まず学部ごとにどの方式を使っているのか見ていきましょう。

学部で方式が異なっていたり、一般か共通テスト利用(併用)かでも変わってきます。

わかし

しっかりと調べて把握しておかないと、赤本も有効に使うことはできない。自分の受ける学部を中心に確認しておこう!

法・文・経済・商・政策創造・外国語・人間健康・総合情報・社会安全学部

◆一般入試・共通テスト利用(併用)の全科目

中央値方式で得点調整されます。

社会学部

◆一般入試の選択科目

標準得点方式得点調整されます。

システム理工・環境都市工・化学生命工学部

◆一般入試(3教科型【理科1科目選択方式】)の理科

中央値方式で得点調整されます。

◆共通テスト利用(併用)(【数学力/理科力重視方式】)の数学・理科

中央値方式で得点調整されます。

中央値方式とは?

中央点(各試験科目の成績順で中央に位置する人の得点)をその科目の満点の半分の点数となるように全体を補正するものです。

換算得点=(素点-中央点)÷(満点-中央点)×満点の半分の得点+満点の半分の得点

素点が高いほど補正は小さくなります。

例 素点90点 中央点60点 →補正後87.5  -2.5

  素点70点 中央点60点 →補正後62.5  -7.5

なので得意な教科が1つでもあれば、結構有利になると思います。

赤本で最初に最低点を見て「え!低!合格余裕!?」と思ってしまいがちですが、調整後の点数がでているので、間違ったまま受けたら大変なことになります。

標準得点方式とは?

個々の受験生の素点と全体の平均点との差を、標準偏差(全受験者の得点のばらつき)によって補正し、科目間における問題の難易度を調整するものです。

社会学部の選択科目では、平均点が70点になるように調整されているそうです。

標準得点=(素点-平均点)÷標準偏差×10+70

平均点が下がると換算得点が高くなり、標準偏差が小さいと素点との差が大きくなります。

選択科目によって有利不利はあるのか?

選択教科・科目によって有利・不利がないよう、得点調整をしていますので、自分の得意科目で受験してください。参考までに、2020年度入試の結果を選択教科・科目別に見ると、志願者と合格者の割合に極端な差はありませんので、選択教科・科目による有利・不利を気にせず、得意科目にしっかり取り組んで試験に臨んでください。

関西大学より引用
関西大学より引用

有利不利はありません自分が得意な科目で勝負してください。

結局どれだけ取れば受かるのか?

受験生

得点調整については分かったけど、実際にどれぐらい取れれば合格するのかな?

中央値方式または標準得点方式による得点調整を行っていますので、一概には言えませんが2020年度の入試データ(3教科型)では、得点調整前の素点による合格ラインの平均は、学部・日程によって多少の差はあるものの文系学部・総合情報学部・社会安全学部の3教科型で約72%、理工系学部で約64%でした。ただし、合格ラインは、年度によって上下する可能性がありますので、上述の得点率(満点に対する合格ラインとなる得点の割合)はあくまでもひとつの目安としてお考えください。

関西大学より引用

また、中央値方式による得点調整後の合格ライン付近には、多くの受験生がひしめき合っています。例えば、2020年度一般入試(2月実施)の商学部では、合格最低点(286点)の上下10点幅に605人も分布しています。また、合格最低点の上10点幅には、合格者全体の約22.4%が集中しています。「1点の重み」を意識して、確実に得点を積み重ねることが、合格への近道といえるでしょう。

関西大学より引用
関西大学より引用

自分も受験生のころは7割を目指していました。しかし、もう少しあったほうがいいかなと思います。

満遍なく7割を取れればいいですが、1つは苦手な教科があるはずです。それをどれだけ他の教科でカバーできるかが鍵になってきます。

選択科目で100点が取れれば、ほぼ勝ちといってもいいです。(先輩で日本史100点で受かっている人がいました)

さすがに100点はきついですが、英語、国語、選択、のなかで自分が得意としている教科を安定して8割、9割取れれば合格の可能性は相当高くなると思います。

赤本での採点方法

ソース画像を表示

これが、赤本を解く上で重要になってくることです。自分も低い最低点に騙されていたうちの1人でした。

周りの受験生はだいたい素点×0.85をして調整していました。自分もこの方法で採点していました。

×0.85した後の点数を最低点と比べてみてください。

素点で350あれば、自身を持っていいと思います。

教科ごとの詳細な点数は?

赤本を使っていて思ったことがあります。

「なぜ1問ごとの点数が分からないんだ!これじゃ採点できないじゃないか!?」と。

そこで僕が受験生の時に使っていた大門ごとの点数を紹介していきたいと思います。(だいたいの受験生がこの点数で採点していると思います)

選択科目(自分の場合は日本史でした。すみません理科・数学の詳しい採点方法は分かりません)

全て2点  合計100点

数学・理科はこちらを参考にしてください。(東進より引用

英語

全て4点  合計100点

国語(国語は受験者によっては違う可能性があります)

筆記なしの日程:大問1 10点×7問(現代文) 4点×5問(漢字)

        大問2 6点×10問(古典)  合計100点

筆記ありの日程:大問1 3点×2問(漢字筆記) 8点×5問(現代文)

        2点×5問(漢字選択) 15点(筆記問題)

        大問2 8点×8問(古典) 15点(筆記問題)  合計100点

余談ですが、国語の筆記問題は過去問を解くときは、厳しめに採点しますが、入試のときの自己採点では抜いて採点する人が多いです。抜かなくてもだいたい合ってたら5点追加とかでもいい気がしますが、、

最後に

今回は関大の得点調整・赤本の採点方法について紹介してきました。

これを早い段階で知っておくことで、他の受験生と差をつけられます。受験の知識をつけることも、合格するための重要なポイントだと思います。

3年生になってから知るのと、2年生から知るのとでは気持ちの持ちようも変わってきます。

志望校の情報をしっかりと集めておこう!

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